コラム・小ネタ|8月のできごと
8月のできごと
本コラムは、8月にまつわる過去のできごとをまとめたものです。労働安全衛生法の施行・改正、労災案件、メンタルヘルスにつながる世界的な出来事、そしてちょっとした小ネタまで、8月のこの時期に起きた・関わりの深い話題を集めました。朝礼や衛生委員会の話題づくりにどうぞ。
労働安全衛生法 ― 施行・改正のトピック
猛暑本番の8月、熱中症対策はもう「義務」です
令和7年(2025年)6月1日、改正された労働安全衛生規則が施行され、職場の熱中症対策が事業者の義務になりました。対象は WBGT(暑さ指数)28度以上または気温31度以上で、継続1時間以上または1日4時間超が見込まれる作業。「発見・報告の体制整備」「重篤化を防ぐ手順の作成」「関係者への周知」の3つが求められ、怠った場合は6か月以下の拘禁刑または50万円以下の罰金の対象にもなります。8月はまさに暑さのピーク。自社の体制を今一度点検したい時期です。
引用元:https://keiyaku-watch.jp/media/hourei/202506-nettyuusyo-taisaku/
ストレスチェックが全事業場へ拡大
2025年に成立した改正労働安全衛生法により、これまで従業員50人以上に義務づけられていたストレスチェックが、50人未満の事業場にも義務化されることが決まりました。中小企業への拡大分の施行は2028年4月1日が予定されています。夏の疲れがたまりやすいこの時期、心の健康づくりの体制を早めに整えておきたいところです。
引用元:https://www.rodo.co.jp/news/211088/
〔小ネタ〕「1日8時間労働」のルーツ
いまや当たり前の1日8時間労働。その国際的な起点は、1919年(大正8年)にILO(国際労働機関)が採択した第1号条約でした。日本で法制化されたのは、1947年(昭和22年)に公布され、大部分が同年9月1日に施行された労働基準法から。夏の終わりに芽吹いた労働時間のルールが、のちの労働安全衛生法へと受け継がれていきました。長時間労働がうつ病や過労死の背景になることは、いまも変わらぬ課題です。
引用元:https://ja.wikipedia.org/wiki/八時間労働制
労災案件 ― 8月にまつわる災害
日本史上最悪の航空事故「日航123便墜落事故」
1985年(昭和60年)8月12日、乗客乗員524名を乗せた日本航空123便が群馬県・御巣鷹の尾根に墜落し、520名が亡くなる単独機として世界最悪の航空事故となりました。原因は機体後部・圧力隔壁の修理不良とされ、過去の整備作業の不備が長い時間を経て重大災害につながったことを示しています。日々の点検・保守の積み重ねこそが安全を支える——そう改めて教えてくれる出来事です。
引用元:https://ja.wikipedia.org/wiki/日本航空123便墜落事故
職場の熱中症、7月・8月に約8割が集中
厚生労働省の確定値によると、令和7年(2025年)の職場での熱中症による死傷者は1,803人と統計開始以来最多を記録。月別では7月(588人)と8月(431人)で全体の約8割を占めました。梅雨明け直後やお盆明けの、体が暑さに慣れていない・生活リズムが乱れやすい時期はとくに危険です。こまめな水分・塩分補給と休憩、そして義務化された「発見・報告の体制づくり」が命を守ります。「もう慣れた」と思う頃こそ油断は禁物です。
引用元:https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_73330.html
メンタルヘルス関連 ― 世界的イベントから考える
「長期休暇明け」に高まる心のリスク
十代の自殺は夏休みなど長期休暇の明け前後に増える傾向があり、厚生労働省は夏の間から相談窓口の案内などの啓発を進めています。9月10日は世界自殺予防デー、9月10日〜16日は自殺予防週間。これは子どもだけの話ではありません。お盆休みや夏季休暇明けは、働く大人にとっても心身の切り替えが難しい時期です。8月後半は、周囲の「いつもと違う」変化に気づき、声をかけるきっかけにしたいところです。
引用元:https://japan-who.or.jp/news-releases/2408-15/
8月11日「山の日」― 休むことも立派な安全対策
8月11日は「山の日」。2014年に制定、2016年に施行された比較的新しい国民の祝日で、「山に親しむ機会を得て、山の恩恵に感謝する」ことが趣旨です。お盆休みと重なり、一年でもまとまった休養を取りやすい時期。心身をリセットし、しっかり休むこと自体が立派な安全対策です。自然のなかで深呼吸して、夏の疲れを整えたいですね。
引用元:https://ja.wikipedia.org/wiki/山の日
その他の小ネタ ― 8月は何の日?
- 平和を考える8月:広島原爆の日(8月6日)、長崎原爆の日(8月9日)、終戦記念日(8月15日)。「働ける日常」のありがたさを見つめ直す月でもあります。
- 立秋(8月7日ごろ):二十四節気のひとつで、暦の上ではここから秋。以降の残暑見舞いは「立秋を過ぎてから」がマナーです。
- 道の日(8月10日):1920年(大正9年)に日本初の近代的な道路整備計画が始まったことにちなみ、1986年に制定されました。
- 米の日(8月18日):「米」の字を分解すると八・十・八。お米づくりには八十八の手間がかかる、という感謝の意味も込められています。
- 焼肉の日(8月29日):「や(8)きに(2)く(9)」の語呂合わせ。夏バテ気味の体に、スタミナ補給で残暑を乗り切りましょう。
引用元:https://zatsuneta.com/category/anniversary08.html
※本コラムは 2026年8月 時点で公開されている情報をもとに、8月にまつわる過去のできごとをまとめたものです。制度の詳細・最新の施行日は各引用元の一次情報をご確認ください。

